遅刻は社会人として最も避けなければならないことの1つです。特に仕事において遅刻が繰り返されると同僚や上司、取引先からの信用はガタ落ちになりますし、業務に実害が出てくることもあります。荒天や事故などの不可抗力による遅刻はともかく、自己管理能力の欠如や意志の弱さに起因する遅刻は対策を行い、絶対に避けましょう。
遅刻しがちな人に共通しているのは時間による自己管理能力の低さです。本来なら支度を始めなくてはならない時刻になっても行動に移すことができなかったり、就寝するべき時刻にダラダラと過ごしてみたりといった時間による自己管理に問題があります。そんな人におすすめなのが、家の中の時計の時刻を全て早めてしまうことです。といってもあまり進めすぎてしまうとそれが逆に油断にもつながりますから、本来の時刻より10分程度早めておくのが望ましい状態です。また、起床時刻にタイマーをセットする人は多いですが、家を出る時刻にもタイマーをセットしましょう。できるならスヌーズ機能つきで、止めてもまたすぐに鳴り出すものがおすすめです。
また、遅刻を繰り返す人にありがちなのが、例えば「5時に渋谷で待ち合わせ」のようなときに「5時に着けば良い」と思ってしまうことです。待ち合わせ時刻と到着時刻は別物です。到着時刻は待ち合わせ時刻の15分前を目安にして行動するようにしましょう。遅刻した方は「たかが遅刻」と思っているかもしれませんが、待たされた方は「時間を守らず、だらしがない人だ」と感じているかもしれません。時間が守れないということは、自分の言動や行動に責任を持てない人だと社会的に判断されます。